Good Day Sunshine
先日の日記の通りに、本日は正式に住宅営業としての業務の記念すべき第一日目。
朝一番から初めての住宅営業のミーティングに参加して、今週末のキャンペーン準備についてや今後の業務について一通りのレクチャーを受けた後に、今までお世話になった工事課から住宅営業課へと座席の移動と荷物のお引越し。
その際に一番お世話になった上司に会い研修の成果を報告すると、褒められると同時にこれからの業務に向けての激励の言葉をいただく。
嬉しいと思うと同時に三ヶ月間もお世話になった環境から抜けると思うと少し寂しく思った。
…当然ながら同じ支店内に居る訳で毎日工事課の皆さんと顔は合わせるし、今後受注を取る事が出来れば今まで以上にお世話になる事にはなるんだが、なんとなくセンチメンタルな気分に浸ってしまった。
そんな出来事の後に住宅営業としての第一の仕事であり、今後しばらくのメイン活動になる飛び込み営業を開始。
飛び込み営業とは、簡単に言えば文字通り一般家屋やアパート・マンションに飛び込んでひたすらに営業活動を行う仕事の事です。
結論から言えば契約が成立する可能性も低いし、非効率的な行為なので営業の社員からは不平不満が出る事も多い仕事なのだけど、トップセールスと呼ばれる営業は飛び込み活動から何件も成約を得ているし、何より今の自分にこなせる仕事はこの位しかないのでしばらくは精一杯飛び込み営業をするしかないと自分に言い聞かせる。
会社の方針としては契約を得るというよりも、お客様と話す訓練としての意味合いでやらせているようだけど。
うだうだ考えている暇があるならばまずは呼び鈴を鳴らせという事で住宅の訪問販売を開始するも全く良い反応は無し。
今日に限って雲ひとつ無い晴天の中、太陽の光を全力で浴びながら、スーツの中でYシャツが汗だくになりながらひたすらに営業をするも話を聞いてもらう事すらもとても難しい。
結果としては120件以上廻っても扉を開けて話を聞いてもらえたのは10件程度ということで、確立は10分の1にも満たないのが現状だったりする。
一通り営業が終った後には支店に帰り、今回の営業の結果報告と報告書類の作成をしながら上司に意見を頂くというのが新入社員の1日の基本的な過ごし方らしく、今回の善い点悪い点を色々と教えていただいた後にまた自分なりに結果を再考する作業の繰り返し。
この作業をしていると哲学を勉強していた学生時代を思い出した。
哲学の基本姿勢は自分の目の前にある問題をどのように捉えて、どのようにそういった状況を打破していくか、その手段を何通りも自分の頭で考えて実践していくというものだと僕は思っているけど、仕事にも同じ事が言えると僕は思う。
例えば今回で言えば、自分の話を思うように相手に聞いてもらえないという状況があり、もっと自分が上手く話す事が出来ればより話を聞いてもらえたのではないかと自分なりに思うところがあり、その為にはどのようにお客様に接すればいいのかを自分なりに何通りも考えるを繰り返す。
このようにして考えると哲学を勉強していた頃も今も自分にとって一番の興味の関心は変わらず、与えられた環境をどのように自分の力で変えていくかを考える事であると思うし、仕事をする事、生活していく事自体も哲学無しでは成し得ない事なのかなと、少なくとも僕は考える。
こういったものが人生哲学なのかなと思うし、上司曰く「お客様の悩み事を出来るだけ多く解決してあげられた人が契約を受けられる」ということらしく、結局は学問であれ仕事であれ、問題解決の為にどれだけ自分の頭で解決法を構築して実践できるかどうかが重要になるのかと思う。
そう思うと結局は僕は哲学する事が好きなんだなぁと自分で思ってしまったし、仕事しながら哲学を構築する事が出来るなんて恵まれた環境にあるのかなぁと思ったりもした。
とりとめもないけどそんな事を感じた何気ない一日、でも僕にとっては少し自分が変わった特別な一日を今日は過ごしました。
余談だけど髪を営業に向けて&夏に向けてバッサリと切ったらより外人顔になったと言われた。
昔からハーフ顔とは言われていたけれど髪を切るとより言われるようになるし、最近では会社や研修でハリー(ポッター)と呼ばれる事が多かったが、今日はロード・オブ・ザ・リング顔と上司から言われて反応に困った。
ロード・オブ・ザ・リング顔ってどんな顔やねん!
また、本日は仕事の休憩時間に飲むリポビタンDの美味しさを知った一日…こうやって日々オッサンへと進んでいくんだろうな。
This Love
6月24日より7月4日まで、住宅営業新入社員研修の為に奈良へと旅に出ていましたので少し日記更新の間が開いてしまって申し訳ないです。
今回の研修は入社以来三ヶ月間行っていた現場実習の成果の確認と、これから営業をしていくにあたっての基本中の基本を学ぶという趣旨のもとに行われたものだったので少し長めの研修だったけれど、行ってしまえばあっという間に時間は過ぎていった。
期間は長かったけれど数日間休みの日もあったし、色々な支店の同期達と知り合えた事もとても良い経験をしたと思う。
うちの会社は全国展開している会社なので全国で90支店以上あり、住宅営業の新入社員だけで140人程度居るのであまり自分の支店以外の同期と会う事も少ないので、同期達と会えたのは楽しかったし、それぞれの支店で皆頑張っているのを目にして、自分としても励みになった。
研修中は自社製品や自社のシステムの特徴、住宅ローンを中心とした融資、営業業務に関わる法律etc...について毎日講義を受け、講義の確認として毎日確認試験を行っていたので普段よりもしっかりと勉強をしてたかな。
その甲斐あって現場実習確認ではなんとか最高得点を取得できたので現場実習の中で色々教えていただいた上司の方や先輩方、施工店の方や職人さん方にも顔向けできるし、10日間の総合成績順位でも10位以内をキープできたので自分としてはそれなりに満足できた。
もっと頑張れば良かったと後悔する面もあるし、試験で良い点数が取れても実際に仕事に活かせなければ意味はないけれど、今の自分の実力を知る事が出来たという意味では良かったかなと納得はしています。
でもこの研修で学んだ事は試験に出るような知識ではなく、具体的なものではないけれどもっと大きなものを得られたように思う。
それは自分と同じように頑張っている同期達と語り合う事で得られた仕事に対するモチベーションでもあるし、現状に甘えることなく自分から能動的に行動していかなければならないという積極的な意識でもある。
それから役員方や先輩方からの言葉によって得られたこれからをどう過ごしていくべきかという心構えであったとも思う。
まず第一には、どんな事にでも言える事でもあるけれど、基本に忠実であるということ。
どんなに優れた人間であっても、どんな世界に生きる人間であっても、基本に返る、「原点回帰」なくしては成り立ち得ないということ。
基本がしっかりとこなせなければどんなに応用が出来た所でいつか限界がやってくるし、基本を知らずしては視野の狭い人間となってしまう。
第二には、自分の主観だけで世界を閉じ込めないで、同業種や異業種、また仕事以外のことであっても自分が良いと思ったもの、評判の良いものは「自分の目で見る」「自分自身で確かめる」ということ。
クラッシュのジョー・ストラマーの「自分から何かを引き出すには、まずは色々なものを取り入れなければならない」という言葉があるけれど、これは正にその通りで、自分なりの個性を持つには何よりも多くのことを知らなければ可能性を広げることは出来ないから。
それが仕事に関係あることでなくとも、音楽でも美術でも哲学でもきっと自分の中の何かを変えてくれるから、良いと思ったものは自分の中に取り込んでいかなければならないと思う。
第三には、全ての人間に平等に与えられているもの、つまりは―時間―を自分にとって同有効的に使用していくかを考えなければならないということ。
社会人として以前に人間として一番大切なことは「自己責任の元に、自己啓発をして、自己管理をする事」だと僕は思うし、どれかが欠けてしまっても何ら意味は無いと思う。
これから僕が夢を叶えていくためには限られた時間をどう使用して、上に述べた事柄を実践していけるかどうかでこれからの可能性が変わってくると思ったよ。
第四には、自分が行動する際には何か一つでも良いから目的を持って行動するということ。
自己責任にも繋がる事ではあるけれど、営業という仕事は手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける(勿論結果は自分に返ってくるけれど)、だからこそ目的を持って行動しているか、何かを掴もうと意識しているかどうかで差が出てくると僕は思う。
そして最後に成功する為に一番大切な事として教えられた事が「楽しく仕事をすること」と「決意を持って諦めないで仕事をすること」、そして「自分から機会を創り出すこと」という三つの教え。
楽しく仕事をしなければ上手くいくことも上手くいかなくなるし、楽しくなければ元気もなくなってくるし、元気の無い人間からは何かを得ようとは人は考えないということ。
仕事をしていくうちには辛い事もおおくあるけれど、辛い事を成長する為の糧と考え、失敗する事を恐れずに失敗しても何かを学び取る姿勢が大切、誰だって最初から上手くはいかないということ。
そして、人間は環境が自分を変える唯一の生物であるのだし、いくらでも自分の力で機会を創り出せる能力を持っているということ。
「(成長する)機会を自ら創り出し、機会を持って自らを変えよ」
これがうちの会社のトップセールスから僕たちに向けて伝えられた言葉。
今まで色々な人の話や話を聞いて感動したことはあったけれど、この人の話も本当に涙が出そうになるほど感動したし、一歩でも早く自分もその位置に追いつきたいと思えた。
こういったことが今回の研修で学んだ大切な事だと僕は思う。
僕は「出来る人」「出来ない人」は初めから決まっていて、どれだけやっても自分には超えられない限界があるって思ってた。
ある程度は確かにそういった面があると思うけれど、けど、どうではなくそういった人達は僕が思っている以上に必死に努力して、数え切れないぐらいの失敗と挫折を経験して今居る場所に立っているんだってことを知った。
そう思うと今の時点で既に自分のできる事を規定してしまっている自分が恥ずかしくなったし、そういう考えは自分に対する甘えでしかなかった。
だからこれからは自分の可能性を広げるべく、どんな事にでも積極的に挑戦して、他人より一つでも多くのことを得られるように頑張っていかなければならないと思ったよ。
明日から本格的に営業の業務が始まるけれど、同じように頑張っている同期達に負けないように、尊敬する先輩に一日でも早く追いつけるように―頑張ります―。
そんな風に思えた有意義な研修、勿論合間にはしっかりと観光なんかもして息を抜いてました。
奈良観光、京都観光、大阪観光をそれぞれ限られた時間の中で行い、主に東大寺・薬師寺・清水寺・鹿苑寺金閣等の史跡中心に見てそこでも色々と得たものはあったので、それはまた後日の日記にでもということで。
今日は本当に長くなったけれど、それぐらい参加して良かったと思えた研修でした。
明日から頑張るぞー!
断章 -Piece of Memories-
先週末の土曜日より今週頭の月曜日まで、諸事情により実家のある神奈川県へと帰郷していたけれど、一ヶ月ぶりの帰郷は今の自分にとっては大変有意義な時間を過ごせた。
そもそも帰郷の理由事態が従兄弟の結婚式の為であり、自分にとっては嬉しい理由によるものだったが、帰郷によって会いたいと思っていた人達に会えた事が何よりの喜びだったし、今の自分にとっての最高の励みになったよ。
まずは家族に会えた事、家族が全員揃って元気で居てくれて自分を迎え入れてくれる事がこんなに嬉しいことなんて働いて一人暮らしをするまでは気が付かなかったな。
久しぶりに食べる家の御飯を、何処で食べるどんなものよりも美味しいと実感するのも社会人ならではの感覚なのかもしれないね。
また、自分が働くことで今まで両親がどんな苦労をして自分を育ててくれたのかということが少し分かったような気がしたし、これからは少しづつでも何かを返していかなきゃならないし、返していきたいと思った。
両親も元気でいてくれて嬉しいけど、空(ウェストハイランドホワイトテリア)も、もうそろそろ一歳になるということもあり、一ヶ月前に会った時よりも心なしか大きく成長してくれていて何よりでした。
それから僕にとって一番大切な人が元気で居てくれた事、いつもの最高の笑顔で「おかえりなさい」って迎えてくれた事が最高に嬉しかった。
電話では毎日話しているけれど、直接相手の顔を見ながら話をする事が出来るのってなんて幸せな事なんだろうね。
特に何をしていた訳でもなく、一緒に御飯を食べて、一緒に空の散歩に行って、一晩中話しても話題は尽きなくて、そんなありふれた一日を二人で過ごしただけだけどそれが何にも代えられない最高の時間。
唯一のイベントとしては、前々から約束で自分の手料理を披露してみたものの、満足してもらえるか不安だったけれど、満足していただけたようで何よりだったし、幸せそうな顔して御飯を食べてくれる人っていいなぁって思いました。
次は相手に作ってもらう約束をしようとしたら、かなりの勢いで拒否されたのは悲しかったけど、何時の日にかの楽しみという事でそれは納得した(笑)
そんな時間を過ごしながら、この人が笑ってくれるなら僕はどんな事でも頑張れると思ったし、この人を幸せにする為に今よりも、もっともっとすべての事に対して努力をしていかなければならないと自分自身に誓えるくらいに何よりの励みにもなった。
今は住んでいる場所が大幅に離れているので寂しい想いをさせてしまっているけれど、いつか胸を張って迎えに行ける様な人間に自分がなるべく成長していかないとね。
最後に久しぶりに親友に会えた事も嬉しかったな。
親友は人間的なタイプとしては僕とは正反対だと思うけれど、一番大事に思っている部分は重なっているように思えるから最も信頼しているし、同時に良い意味で負けたくないと思えるライバルと思えるような人間です。
だからいつも本音で話をするんだけど、今回は自分の急な予定にも関わらず都合をつけて会いに来てくれた事が嬉しかった。
短い時間で色々話をしたけれど、僕自身が自分の夢に向けて歩んでいるのと同様に、彼も自分の夢に向かって歩いているのを実感できて良かったなぁと思う。
夢の形も、進んでいる業界も全く違うけれど、これからもお互いに認め合いながら高めあえるような関係でありたいと思ったよ。
だから彼にも負けないように今自分に与えられた仕事を120%達成できるように、少しでも前に進めるように頑張りますよ。
家族・彼女・親友と自分にとって最も大切な人達と再会を果たして、仕事に対するモチベーションも向上し、自分自身にも一時の潤いを持つ事が出来て良い休日になったと思えたこの三日間。
現場での実習も早いもので残すところ残り二日間となり、今週末からは営業職の為の研修が始まり、研修が終るといよいよ本格的に営業としての仕事が始まる前の最後の余裕のある時間を有効的に過ごせて良かったな、自分。
営業職に就いたらそうそう簡単に休みはとれなくなるから、今までの様には会ったりする事は難しくなるかもしれないけれど、距離や接している時間が全てじゃないって皆が教えてくれたから、今は自分のやるべき事をしっかりと実行して、再会する際には少しでも自分の成長が見せられるように頑張ろうと思ったし、実際に結果を見せないとね。
「孤独の夜越えて 廻る情景に想いも重ねて 心の声届け 言葉でなくても どんなに離れていても… どんなに時間が過ぎても…」
Je T'aime Moi Mon Plus
今日は一週間ぶりの休日だったので洗濯や掃除などをこなした後、資格試験の為に勉強をして、せっかくの良い天気に部屋に篭りっきりなのも勿体無いので散歩がてら古本屋巡りをしていた。
静岡に来て以来、休みの度に街中を探索しているのだけれど、静岡市内には古本屋が多くあり、読書と音楽が趣味な自分としては意外と住み心地の良い環境だったりする。
問題と言えば出かける度に増えていく書籍とCDの置き場に、そのうち困りそうという事だけだが…、それだけ魅力的なものが安価で販売されているという。
というのも静岡の価格の付け方は関東にあるディスクユニオンやレコファンとは大きく異なり、ある程度名が知れていると高額、あまり名が知られていないと安値という分かりやすい基準なわけで。
関東で中古でも値崩れしないようなCDでも、ワンコイン程度で購入できてしまうケースも多くある。
本日も、Jane Birkin[Best of Jane Birkin]、James Iha [Let It Come Down]、Nelly Furtado [Whoa, Nelly!]、Goo Goo Dolls [A Boy Named Goo]、Katie Melua [Call Off The Search]の計5枚で会計は1500円程度というこの安さ。
更に状態も傷一つ無く、国内盤の物は帯まで付属している商品状態で、今日の買い物は個人的には大満足なんだが、名盤といわれる作品が安価で投げ売られ、時には廃盤にされている横で、音楽的に(個人的にだが)価値が見出せないような、数ヵ月後には半値以下で中古市場に何万枚と売られていくCDが山済みに並べられている現状に少し切なくなったりもする。
とはいえ、自分が欲しい音源が安価で手に入る事はとても嬉しいので、少し複雑な気分なんだけどね。
それはそうと今週末には数日間所用で地元に戻れるので、明日からの仕事も元気に頑張ります。
Waterloo To Anywhere
The Libertinesのフロントマン、カール・バラー率いるDirty Pretty Thingsの1stアルバム。
The Libertinesのもう1人のフロントマンであるピート・ドハーティー率いるBabyshamblesのアルバムから大分時期をズラしてのリリースとなる本作は僕にとっては期待と不安を抱かせる作品であったからなかなか手に取れずにいた作品だった。
というのもThe Libertinesの音を期待して聞いたBabyshamblesのアルバムは、音にだけ限定した部分の話だが、The Libertinesのメロディというよりはピート・ドハーティーのソロ作品というようなイメージ、ピートの精神面を前面に押し出したアルバムだったから。
そもそもThe Libertinesは今のところもう存在していないのだから、その音を追いかけている自分が駄目なのは重々承知なのだけど、でもやっぱりあの音を求めている自分が居るのは事実だから。
そんな思いを持って聞いたDirty Pretty Thingsの音は、「あぁ…カールだなぁ。」って思えるような音で安心した。
「Gin & Milk」のギターの重なる音も、決して器用じゃないけど感情を露にして歌うこの声も、矢継早に言葉を発するこのスタイルもあの頃と何も変わらないカールの姿を想像できる。
ゲイリーのタイトでダイナミズムに溢れたドラムも何一つ変わっちゃいない。
ただ違うのは隣にピートがいない事だけ、楽しそうに歌う掛け合いの声が聞こえないだけ。
それでもカールは歌う、パンキッシュなサウンドに自分の言葉をのせて歌う。
ナイーブで繊細な心を胸に秘めながら、躍動感に溢れた音を奏でながら歌う。
これはThe Libertinesに対するカールなりの決別を表しているのかとも思う。
インタビューを読む限りでは、まだまだThe Libertinesに対する想い、そしてピートに対する想いは簡単に表現できるようなものじゃないようだけど、それでもカールは前を向いて歌っている。
Babyshamblesの音を「陰」とするならば、Dirty Pretty Thingsの音は「陽」
ピートが「過去」を歌うのならば、カールは「未来」を歌う。
ピートとカール、双方の奏でる音は誰にも負けない音だと思うけれど、僕はカールの歌の方が好き。
弱さを見せながらも必死に生きようとするカールの音楽が最高に好きだ。
何時の日かまた二人で歌ってくれる事を願いながら、期待すべき新たなバンドの誕生を祝福したいと思う。
So Young
今日は先日の日記にも記したように不動産系イベントの最終日。
イベント内容としては自社と提携している多くの不動産会社さんの物件を300件以上提示したり、自社物件や自社商品に関する相談、銀行の職員さんによるローン等の資金計画についての相談会等、不動産に関わる総合的な案内会、相談会というもの。
朝から雨が降っていたので、お客様に来場していただけるか心配だったが、幸い日曜日ということと、イベント会場が総合商業施設の入口にしていた事もあり、客足が途切れる事がない盛況ぶりだったので一安心。
とはいえ、商業施設の入口に位置していた為に買い物帰りに除いていくというケースばかりで、実際に商談を行えるようなお客様はあまり来場されなかったが、今後取引が行えそうなお客様も来場されたし、自社を多くの人々にアピール出来たという意味ではイベントは成功したと呼べるのではないかと。
風船を配布したり、塗り絵コーナーを設けたおかげでお子様の目を引き、そのついでに御両親が覗きに来るというあたりも作戦勝ち出来たように思うし、自社のイメージアップに繋がったように思う。
そういった意味で本日のイベント自体も無事に成功したし、昼食夕食共にうちの店長が御馳走してくれて自分としては結構満足できた一日でした。
ただ、一つだけ自分に引っかかっている部分もあり。
それはヘリウムガス風船を膨らませて、更に風船に帽子をかぶせるというような面倒な工程を行って風船を配布しているときの出来事。
小学生になったくらいかそれ以下の子が自分の前に来て一言。
「風船おじさん、風船頂戴!」
希望通りの風船を渡すとまた更に一言。
「おじさん、風船ありがとう!おじさんは風船を膨らませる仕事をしてるの?」
確かに幼児から見ると23歳の自分はおじさんに見えるのかもと思ったけれど、自分よりも8歳ほど年上の先輩はお姉ちゃんと呼ばれていました。
先輩に聞くと、髭が濃いのと、雰囲気が落ち着いてるから若く見られないのではと言われたのだけれど、僕を実際に見たことがある方々の評価をお聞きしたいと思った瞬間。
mixiでは自分の画像もプロフィールに貼ってあるので気になる方は是非。
別に若くなくたっていいけどね…、なんだか切なくなった一日。
モノクロの景色
通常は一週間の終りを実感する土曜日の夜ではあるけれど、今週は日曜日の休みの日が不動産系イベントと重なった為に明日は急遽休日出勤することに。
なので水曜日に待つ休息の日まではまだまだ長く、本日が中間地点の一日。
色々とこなす事だらけだけれど、覚える事ばかりで大変な反面、知る事ばかりで毎日が楽しい。
仕事面の話で言えば、最近は工事現場で様々な事を体験・発見する現場実習と平行してプランニングなるものを行っている。
プランニングとは何かを簡単に説明すると、家の設計提案書であり、間取りや外装造園等が記されている平面図の事で、住宅営業はこの平面図を元にお客様にプレゼンテーションを行います。
家の詳細な設計図面は勿論設計課の職員が書き起こすのだけど、その一歩手前にお客様の希望を聞き取り、ある程度の家の間取りや設備を書き込んだ図面がプランと呼ばれるもの。
つい最近までは会社で用意したプランニングをトレースする作業を行っていたのだけど、最近はある程度の条件を出された上で自由にプランを描く練習を行う日々。
勿論、単純にお客様の要望を取り入れるだけではなく、建ぺい率(敷地面積に対する建築面積)や、容積率(敷地面積に対する延床面積)等の建築上の制限に関する法律を考慮しなければならないし、その土地がどのような形状でどのような用途制限があるか、どのような周辺環境・位置環境であるか等、多くの条件を考慮しながら図面を書かなければならない。
また、条件に合うからといってありふれたプランではお客様は満足しないので、そのプランがどのようなイメージで、どういったセールスポイントがあるものなのかを明確にしたものでなければいけないので、敷地上の全てをトータルにデザインする事が本当に難しい。
だから最近は自社商品、他社商品を問わずに自分が良いと思えるデザインを見つけたら忘れないように書き留め、プランニングに取り入れるようにしている。
今はそういった模倣ばかりだけれど、模倣から最高のオリジナルが創造出来る様になれれば良いなと思う、The BeatlesからOASISが生まれたように、Rideからスピッツが生まれたように。
モノクロの景色の中から自分が描き出す世界が、実際に形になった時は代え難い何かを得られるように思う。
誰かの夢を形にして残す事が出来る仕事、誰かの幸せを作り上げる事が出来る仕事、誇りを持ってその仕事が行えるように、今はやれる事をやれる以上にやるだけ。
以上、最近の仕事と仕事に対する独り言。