Good Day Sunshine

Aki-hito2006-07-06


先日の日記の通りに、本日は正式に住宅営業としての業務の記念すべき第一日目。

朝一番から初めての住宅営業のミーティングに参加して、今週末のキャンペーン準備についてや今後の業務について一通りのレクチャーを受けた後に、今までお世話になった工事課から住宅営業課へと座席の移動と荷物のお引越し。

その際に一番お世話になった上司に会い研修の成果を報告すると、褒められると同時にこれからの業務に向けての激励の言葉をいただく。

嬉しいと思うと同時に三ヶ月間もお世話になった環境から抜けると思うと少し寂しく思った。

…当然ながら同じ支店内に居る訳で毎日工事課の皆さんと顔は合わせるし、今後受注を取る事が出来れば今まで以上にお世話になる事にはなるんだが、なんとなくセンチメンタルな気分に浸ってしまった。

そんな出来事の後に住宅営業としての第一の仕事であり、今後しばらくのメイン活動になる飛び込み営業を開始。

飛び込み営業とは、簡単に言えば文字通り一般家屋やアパート・マンションに飛び込んでひたすらに営業活動を行う仕事の事です。

結論から言えば契約が成立する可能性も低いし、非効率的な行為なので営業の社員からは不平不満が出る事も多い仕事なのだけど、トップセールスと呼ばれる営業は飛び込み活動から何件も成約を得ているし、何より今の自分にこなせる仕事はこの位しかないのでしばらくは精一杯飛び込み営業をするしかないと自分に言い聞かせる。

会社の方針としては契約を得るというよりも、お客様と話す訓練としての意味合いでやらせているようだけど。

うだうだ考えている暇があるならばまずは呼び鈴を鳴らせという事で住宅の訪問販売を開始するも全く良い反応は無し。

今日に限って雲ひとつ無い晴天の中、太陽の光を全力で浴びながら、スーツの中でYシャツが汗だくになりながらひたすらに営業をするも話を聞いてもらう事すらもとても難しい。

結果としては120件以上廻っても扉を開けて話を聞いてもらえたのは10件程度ということで、確立は10分の1にも満たないのが現状だったりする。

一通り営業が終った後には支店に帰り、今回の営業の結果報告と報告書類の作成をしながら上司に意見を頂くというのが新入社員の1日の基本的な過ごし方らしく、今回の善い点悪い点を色々と教えていただいた後にまた自分なりに結果を再考する作業の繰り返し。

この作業をしていると哲学を勉強していた学生時代を思い出した。

哲学の基本姿勢は自分の目の前にある問題をどのように捉えて、どのようにそういった状況を打破していくか、その手段を何通りも自分の頭で考えて実践していくというものだと僕は思っているけど、仕事にも同じ事が言えると僕は思う。

例えば今回で言えば、自分の話を思うように相手に聞いてもらえないという状況があり、もっと自分が上手く話す事が出来ればより話を聞いてもらえたのではないかと自分なりに思うところがあり、その為にはどのようにお客様に接すればいいのかを自分なりに何通りも考えるを繰り返す。

このようにして考えると哲学を勉強していた頃も今も自分にとって一番の興味の関心は変わらず、与えられた環境をどのように自分の力で変えていくかを考える事であると思うし、仕事をする事、生活していく事自体も哲学無しでは成し得ない事なのかなと、少なくとも僕は考える。

こういったものが人生哲学なのかなと思うし、上司曰く「お客様の悩み事を出来るだけ多く解決してあげられた人が契約を受けられる」ということらしく、結局は学問であれ仕事であれ、問題解決の為にどれだけ自分の頭で解決法を構築して実践できるかどうかが重要になるのかと思う。

そう思うと結局は僕は哲学する事が好きなんだなぁと自分で思ってしまったし、仕事しながら哲学を構築する事が出来るなんて恵まれた環境にあるのかなぁと思ったりもした。

とりとめもないけどそんな事を感じた何気ない一日、でも僕にとっては少し自分が変わった特別な一日を今日は過ごしました。

余談だけど髪を営業に向けて&夏に向けてバッサリと切ったらより外人顔になったと言われた。

昔からハーフ顔とは言われていたけれど髪を切るとより言われるようになるし、最近では会社や研修でハリー(ポッター)と呼ばれる事が多かったが、今日はロード・オブ・ザ・リング顔と上司から言われて反応に困った。

ロード・オブ・ザ・リング顔ってどんな顔やねん!

また、本日は仕事の休憩時間に飲むリポビタンDの美味しさを知った一日…こうやって日々オッサンへと進んでいくんだろうな。