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Aki-hito2006-07-05


6月24日より7月4日まで、住宅営業新入社員研修の為に奈良へと旅に出ていましたので少し日記更新の間が開いてしまって申し訳ないです。

今回の研修は入社以来三ヶ月間行っていた現場実習の成果の確認と、これから営業をしていくにあたっての基本中の基本を学ぶという趣旨のもとに行われたものだったので少し長めの研修だったけれど、行ってしまえばあっという間に時間は過ぎていった。

期間は長かったけれど数日間休みの日もあったし、色々な支店の同期達と知り合えた事もとても良い経験をしたと思う。

うちの会社は全国展開している会社なので全国で90支店以上あり、住宅営業の新入社員だけで140人程度居るのであまり自分の支店以外の同期と会う事も少ないので、同期達と会えたのは楽しかったし、それぞれの支店で皆頑張っているのを目にして、自分としても励みになった。

研修中は自社製品や自社のシステムの特徴、住宅ローンを中心とした融資、営業業務に関わる法律etc...について毎日講義を受け、講義の確認として毎日確認試験を行っていたので普段よりもしっかりと勉強をしてたかな。

その甲斐あって現場実習確認ではなんとか最高得点を取得できたので現場実習の中で色々教えていただいた上司の方や先輩方、施工店の方や職人さん方にも顔向けできるし、10日間の総合成績順位でも10位以内をキープできたので自分としてはそれなりに満足できた。

もっと頑張れば良かったと後悔する面もあるし、試験で良い点数が取れても実際に仕事に活かせなければ意味はないけれど、今の自分の実力を知る事が出来たという意味では良かったかなと納得はしています。

でもこの研修で学んだ事は試験に出るような知識ではなく、具体的なものではないけれどもっと大きなものを得られたように思う。

それは自分と同じように頑張っている同期達と語り合う事で得られた仕事に対するモチベーションでもあるし、現状に甘えることなく自分から能動的に行動していかなければならないという積極的な意識でもある。

それから役員方や先輩方からの言葉によって得られたこれからをどう過ごしていくべきかという心構えであったとも思う。

まず第一には、どんな事にでも言える事でもあるけれど、基本に忠実であるということ。

どんなに優れた人間であっても、どんな世界に生きる人間であっても、基本に返る、「原点回帰」なくしては成り立ち得ないということ。

基本がしっかりとこなせなければどんなに応用が出来た所でいつか限界がやってくるし、基本を知らずしては視野の狭い人間となってしまう。

第二には、自分の主観だけで世界を閉じ込めないで、同業種や異業種、また仕事以外のことであっても自分が良いと思ったもの、評判の良いものは「自分の目で見る」「自分自身で確かめる」ということ。

クラッシュのジョー・ストラマーの「自分から何かを引き出すには、まずは色々なものを取り入れなければならない」という言葉があるけれど、これは正にその通りで、自分なりの個性を持つには何よりも多くのことを知らなければ可能性を広げることは出来ないから。

それが仕事に関係あることでなくとも、音楽でも美術でも哲学でもきっと自分の中の何かを変えてくれるから、良いと思ったものは自分の中に取り込んでいかなければならないと思う。

第三には、全ての人間に平等に与えられているもの、つまりは―時間―を自分にとって同有効的に使用していくかを考えなければならないということ。

社会人として以前に人間として一番大切なことは「自己責任の元に、自己啓発をして、自己管理をする事」だと僕は思うし、どれかが欠けてしまっても何ら意味は無いと思う。

これから僕が夢を叶えていくためには限られた時間をどう使用して、上に述べた事柄を実践していけるかどうかでこれからの可能性が変わってくると思ったよ。

第四には、自分が行動する際には何か一つでも良いから目的を持って行動するということ。

自己責任にも繋がる事ではあるけれど、営業という仕事は手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける(勿論結果は自分に返ってくるけれど)、だからこそ目的を持って行動しているか、何かを掴もうと意識しているかどうかで差が出てくると僕は思う。

そして最後に成功する為に一番大切な事として教えられた事が「楽しく仕事をすること」と「決意を持って諦めないで仕事をすること」、そして「自分から機会を創り出すこと」という三つの教え。

楽しく仕事をしなければ上手くいくことも上手くいかなくなるし、楽しくなければ元気もなくなってくるし、元気の無い人間からは何かを得ようとは人は考えないということ。

仕事をしていくうちには辛い事もおおくあるけれど、辛い事を成長する為の糧と考え、失敗する事を恐れずに失敗しても何かを学び取る姿勢が大切、誰だって最初から上手くはいかないということ。

そして、人間は環境が自分を変える唯一の生物であるのだし、いくらでも自分の力で機会を創り出せる能力を持っているということ。

「(成長する)機会を自ら創り出し、機会を持って自らを変えよ」

これがうちの会社のトップセールスから僕たちに向けて伝えられた言葉。

今まで色々な人の話や話を聞いて感動したことはあったけれど、この人の話も本当に涙が出そうになるほど感動したし、一歩でも早く自分もその位置に追いつきたいと思えた。

こういったことが今回の研修で学んだ大切な事だと僕は思う。

僕は「出来る人」「出来ない人」は初めから決まっていて、どれだけやっても自分には超えられない限界があるって思ってた。

ある程度は確かにそういった面があると思うけれど、けど、どうではなくそういった人達は僕が思っている以上に必死に努力して、数え切れないぐらいの失敗と挫折を経験して今居る場所に立っているんだってことを知った。

そう思うと今の時点で既に自分のできる事を規定してしまっている自分が恥ずかしくなったし、そういう考えは自分に対する甘えでしかなかった。

だからこれからは自分の可能性を広げるべく、どんな事にでも積極的に挑戦して、他人より一つでも多くのことを得られるように頑張っていかなければならないと思ったよ。

明日から本格的に営業の業務が始まるけれど、同じように頑張っている同期達に負けないように、尊敬する先輩に一日でも早く追いつけるように―頑張ります―。

そんな風に思えた有意義な研修、勿論合間にはしっかりと観光なんかもして息を抜いてました。

奈良観光、京都観光、大阪観光をそれぞれ限られた時間の中で行い、主に東大寺薬師寺清水寺鹿苑寺金閣等の史跡中心に見てそこでも色々と得たものはあったので、それはまた後日の日記にでもということで。

今日は本当に長くなったけれど、それぐらい参加して良かったと思えた研修でした。

明日から頑張るぞー!