VISION VALLEY

Aki-hito2006-06-08


社会人になると自分の時間が失われるということはよく聞いていたけど、本当に自分の時間など皆無に等しい生活リズム。

本日も突然週末の休日出勤を言い渡されて、資格試験の勉強もままならない日々。

自己研鑽期間と分かってはいるが納得がいかない時もある。

そんな鬱蒼とした気分なんて忘れさせてくれる最高のサウンドトラック。

現代を生きる詩人クレイグ・ニコルスの奏でる音、紡ぐ言葉。

自閉症を告白し、世界からの遮断を感じながら世界と対話を続けてきた男の叫ぶ声。

彼には商業的ロックのような楽曲を派手に装飾する概念は無い。

クレイグによって紡がれる13の音楽はトータルタイム31分、最終曲「Space Ship」を除いては1曲わずか3分にも満たない、極限まで贅肉を削ぎ落とされたキレとフックと彼の言葉によって構成される音。

革新的な変化は見られない、革新的な変化は必要ない、僕が待ち望んでいたのはこの音だ。

1曲目「Anysound」のイントロを聴いた瞬間にThe Vinesだと分かるこの音だ。

「僕はねじれて、擦り切れながら、なんとか光を見つけようとしている葡萄の蔦(Vine)」

と歌うクレイグの言葉はどんな言葉よりも正直で力強い。

終焉の淵から甦ったクレイグ・二コルス、そしてThe Vinesの魂の叫び声。

何度逃げたっていいんだ、格好悪くたって何が悪い、要領良く生きようとも思ってない。

辛い事や苦しい事はたくさんあるけど、僕は1人じゃないから。

何かに寄り添いながら懸命に生きる蔦みたいに、ただ自分らしく世界に根をはって空を目指していけりゃあいい、そう思う。

色々な音楽があるけど、私情を挟まないで語ることの出来ない数少ない音楽。

それがクレイグ・ニコルス率いるThe Vinesという音楽。

全然音楽レビューにはなってないけど、解説なんて出来ないし必要ない音。

世間的には「Nirvana Meets The Beatles」なんて称された音。

よかったら聞いてみてくださいね。

Trash

Aki-hito2006-06-06


今日は会社の資材・部材を製造している工場を見学しに三重へ。

三重には一度も行ったことがなかったのでどの程度時間を要するかは知らなかったが、工場まで行くのに静岡からだと新幹線(こだま)を要して三時間半…ちょっとした小旅行気分。

名古屋を過ぎると近鉄に乗り換え、更に四日市から湯の山千という路線に乗り換えるのだけど、湯の山線に乗り換え少し進んだあたりから景色はビル街から田んぼや山といった様子に変化をしていった…さすが工場があるような場所は違うな、と。

最寄り駅に着くとそこからタクシーに乗ること20分でようやく工場へ到着、自分が想像していたよりも大きな規模の工場で少し驚く。

工場に着くと近県の支店の同期達と遭遇し、何人かは入社前の研修で一緒になった人達だったが、相手から自分に話しかけてくれた。

以前の研修では自分は研修生をまとめるリーダーであったせいもあるだろうけど、どうやらそれだけではない印象があったらしく覚えていてくれて、なんだか嬉しかった。

その後は見学へと移行し、工場の方の紹介の後に三重工場の沿革と概要等を教わり、見学が始まるかと思いきや早速昼食の時間。

少し早いような気がしたけれど、いつも食べている社内の弁当よりもずっと美味しくて値段も400円とお手ごろで、工場で働きたいと少し思ってしまった。

何種類かメニューがある中自分が選んだものは焼肉ビビンバ丼というべきもので、それにたまご豆腐と味噌汁が付いてきました。

ちなみに今回の食費は会社負担なのでタダ飯を食べることが出来たので幸せ気分…まだ収入の少ない社会人なんてそんなもんです。

午後になり工場見学を開始し、自社製品の性能検査実験や製造ラインの見学をさせてもらう。

性能検査では防犯ガラスを割らせていただいたり、外壁の耐久性・耐火性を検査するためにバーナーで壁を1000℃以上まで加熱するところを見せていただいたり、免震装置がどの程度の効果を発揮するのかを体験させていただいたり楽しい体験をさせていただきました。

カタログや講義で製品性能は知っていたけれど、数字や文字ではなく実際に目の前で性能を見てみると高い性能に正直驚いたし、自分で体験・経験したことは何よりも正しいことなので、今後に活かしていければと思った。

また製造ライン見学では普段現場で目にしている建築資材がどのような工程で行われているのかを見学したけれど、自分が思っていた以上に機械ではなく人の手で作業が行われている部分が多くあり、少し驚いたし、プレハブといえども人の手で作られている部分を見ると、なんだか温かみを感じることが出来た。

工場内見学の締めとしては当社が積極的に行っている環境への取り組みとして、ゼロ・エミッションのシステムが工場にてどのように行われているのかを見学する。

ゼロ・エミッションとは簡単に言えば、現場から出た建築用資材の廃棄物を一度工場へと持ち帰り、廃棄物を新たな形で利用するべくリサイクルを行うという働きのこと。

効率良くリサイクルを行う為に、現場では11種類の項目に廃棄物を分別し工場へと収集、工場にて収集した廃棄物を更に細かく区分けしてリサイクル業者へと配送するのだが、実際に区分けをする為に大きな倉庫をいくつか使用しひとつひとつ職員の手で区分けされているのには驚いた。

正直そこまで細かく行われているとは思っていなかったので、自社が環境管理システム(ISO14001)を認証した裏にはそういった努力があるのだと知りました。

そうした工場見学の後は、グループに分かれてディスカッション…というよりも工場見学についての意見を述べ合い、感想を日誌に記して今日の工場見学は終了。

名古屋にて他支店の同期達と夕飯でも食べていこうとするも、同じ支店の同期が一度支店へ戻れと指示を受けたために直ぐに静岡へとまた三時間半の道のりを引き返すことに。

そういった様子で本日の工場見学は終了したけれど、本日新たに知ったこと、特に実際に体験したことは誰がどんな方法で教えてくれるものよりも本当の感覚。

音楽でも書籍でもそうだけれど、誰のどんな言葉よりも自分で経験したことは真実。

今日の体験を活かして今後、営業の職務へと就いた際には、お客様に対して自分のリアルな体験・経験からリアルな言葉を伝えていけるようにいければと思った…どんなことにでも言えることだけど、人の心を動かすために必要なのは知識でもなんでもない、自分の言葉、即ちリアリティーを持った自分の心そのもの。

また、会社のイメージアップの意味合いも強いのだろうけど、環境問題に積極的に取り組んでいる会社の姿を目にして、少し自分がこの会社に居るという事実に対する誇りが生まれたような気がした、そんな一日。

Sguarudo di Monnalisa

ダ・ヴィンチ・コードの映画公開に合わせて多くの場所でキャンペーンを行っているけれど、本日は『キルフェボン』にて発売されている限定商品の紹介。

キルフェボンというのは銀座・青山・代官山を中心に中部や関西にも出店しているタルトが有名な洋菓子屋さんなんだけれど、現在映画の公開を記念して限定タルト「モナリザの瞳−Sguarudo di Monnalisa−」が7月17日まで販売中。

別にこの店の社員というわけでもなんでもないのだけど、このお店は静岡にもありまして、会場時刻までの時間潰しに入ってみたらタイムリーなキャンペーンが展開されていた訳です。

実は自分自身はキルフェボンの名前は知っていても入ったことがなかったけれど、本日一緒に映画を鑑賞しに行った友人が美味しいので食べようよと誘ってくれたので食べてみたのだけど、本当に美味しいタルトだったよ。

現在は限定メニューの販売だけでなく、映画のペアチケットなどもスクラッチ抽選でプレゼントされていたりもするので、ダ・ヴィンチ・コードに興味がある方は脚を運ばれてみては如何かと…それ以前に甘党で洋菓子好きな方には本当にお勧め。

ちなみに友人によると普段は、季節のフルーツを贅沢に使用した季節のフルーツタルトが一番人気で看板メニューのようです。

キルフェボンHP:http://www.quil-fait-bon.com/

The Davinci Code

Aki-hito2006-06-04


今日は休日ということもあり、午前中は勉強時間に費やし、午後からは久しぶりの映画鑑賞の時間。

本日の作品は映画は現時点で今年一番の注目作と言われている『ダ・ヴィンチ・コード』。

以前より書籍で話題となっていたけれど、自分自身は原作を読まずに映画に臨むことに。

内容についてはこれから鑑賞される方もいらっしゃるでしょうから伏せておきますが、感想としては純粋に満足しましたし楽しめました。

物語も歴史的事実に基づき構成されているのである程度無理なく状況が読み取れ、更に作者のキリスト教に対する解釈が加えられ練りこまれた物語が展開されているので興味深い物語に仕上がっていたように思う。

個人的には劇中の鍵の一つである「マグダラのマリア」に対する歴史的解釈に以前より興味を持っていたので、その点に関しては作品としてではなくキリスト教解釈について新たな視点が得られとても満足。

また、物語が二転三転し、表の裏の裏の裏…というように様々な情報が錯綜する展開はスリリングで目が離せなかったよ。

映像作品としても、歴史的事実を振り返るような場面ではCGが上手に取り入れられ、サスペンス映画の雰囲気を過剰な演出によって損ねることなく纏めあげられていて、物語だけでなく作品としての纏まりを感じた。

自分としては遠藤周作の著書『イエスの生涯』のような近代聖書学的解釈を取り込んだ後に鑑賞するとより多くの視点から物語を解釈することができるので、更に楽しめるのではないかと思ってみたり。

不満点としては映画の時間制限の為もあってか、物語に深く関わってくる人物の回想シーンなどが省略されている点があること。(原作ではしっかりと描写されているそうです。)

そういった点については今後原作を読むことで保管していこうとは思うけれど。

結果として前評判に恥じないクオリティーを持った作品ですし、原作を読まずとも充分に楽しむことができる作品なので、ミステリー&サスペンス作品が好きだという方は、鑑賞しておいて損はないように思います。

Second Coming

Aki-hito2006-06-02


最後に日記を書いたのが何時の事だったか自分自身も覚えていないくらいだけれど。

自分自身の日記の事など忘れられているだろうけれど、もう一度自分の足跡を付けはじめてみようと決心。

自分には日記という形式は向いていないと悟ったので毎日更新はしないと思うけれど。

何故、この時期に思い立ったのかは春から新環境になってネット環境が今まで無かったというのもあるけれど。

それ以上に毎日が新鮮で得るものだらけだから少しでも書き残しておきたいと思ったという理由から。

ネットという交流から生まれた自分にとってとても大事な繋がりを消したくないと思ったから。

自分自身の近況報告をすると、春から社会人生活がスタートし、現在は某ハウスメーカーにて住宅営業職を始めるための研修の日々。

23年間住み慣れた環境を離れ新たな土地で自分なりに多くのものを掴む為に自己研鑽の日々。

不安もあれば仕事も辛くへこたれることもあるけれど、自分の望んだ職業で、自分の描く夢を叶えるためでもあるし、新しい出会いも沢山あるので毎日が発見ばかりで楽しくて仕方が無い。

休日は相も変わらず音楽や書籍と対話する日々。

そんな毎日の中で思うことがあれば想いを綴っていきますので、宜しければ駄文にお付き合い下さい。

最後に一言、「ただいま。」