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Aki-hito2006-06-06


今日は会社の資材・部材を製造している工場を見学しに三重へ。

三重には一度も行ったことがなかったのでどの程度時間を要するかは知らなかったが、工場まで行くのに静岡からだと新幹線(こだま)を要して三時間半…ちょっとした小旅行気分。

名古屋を過ぎると近鉄に乗り換え、更に四日市から湯の山千という路線に乗り換えるのだけど、湯の山線に乗り換え少し進んだあたりから景色はビル街から田んぼや山といった様子に変化をしていった…さすが工場があるような場所は違うな、と。

最寄り駅に着くとそこからタクシーに乗ること20分でようやく工場へ到着、自分が想像していたよりも大きな規模の工場で少し驚く。

工場に着くと近県の支店の同期達と遭遇し、何人かは入社前の研修で一緒になった人達だったが、相手から自分に話しかけてくれた。

以前の研修では自分は研修生をまとめるリーダーであったせいもあるだろうけど、どうやらそれだけではない印象があったらしく覚えていてくれて、なんだか嬉しかった。

その後は見学へと移行し、工場の方の紹介の後に三重工場の沿革と概要等を教わり、見学が始まるかと思いきや早速昼食の時間。

少し早いような気がしたけれど、いつも食べている社内の弁当よりもずっと美味しくて値段も400円とお手ごろで、工場で働きたいと少し思ってしまった。

何種類かメニューがある中自分が選んだものは焼肉ビビンバ丼というべきもので、それにたまご豆腐と味噌汁が付いてきました。

ちなみに今回の食費は会社負担なのでタダ飯を食べることが出来たので幸せ気分…まだ収入の少ない社会人なんてそんなもんです。

午後になり工場見学を開始し、自社製品の性能検査実験や製造ラインの見学をさせてもらう。

性能検査では防犯ガラスを割らせていただいたり、外壁の耐久性・耐火性を検査するためにバーナーで壁を1000℃以上まで加熱するところを見せていただいたり、免震装置がどの程度の効果を発揮するのかを体験させていただいたり楽しい体験をさせていただきました。

カタログや講義で製品性能は知っていたけれど、数字や文字ではなく実際に目の前で性能を見てみると高い性能に正直驚いたし、自分で体験・経験したことは何よりも正しいことなので、今後に活かしていければと思った。

また製造ライン見学では普段現場で目にしている建築資材がどのような工程で行われているのかを見学したけれど、自分が思っていた以上に機械ではなく人の手で作業が行われている部分が多くあり、少し驚いたし、プレハブといえども人の手で作られている部分を見ると、なんだか温かみを感じることが出来た。

工場内見学の締めとしては当社が積極的に行っている環境への取り組みとして、ゼロ・エミッションのシステムが工場にてどのように行われているのかを見学する。

ゼロ・エミッションとは簡単に言えば、現場から出た建築用資材の廃棄物を一度工場へと持ち帰り、廃棄物を新たな形で利用するべくリサイクルを行うという働きのこと。

効率良くリサイクルを行う為に、現場では11種類の項目に廃棄物を分別し工場へと収集、工場にて収集した廃棄物を更に細かく区分けしてリサイクル業者へと配送するのだが、実際に区分けをする為に大きな倉庫をいくつか使用しひとつひとつ職員の手で区分けされているのには驚いた。

正直そこまで細かく行われているとは思っていなかったので、自社が環境管理システム(ISO14001)を認証した裏にはそういった努力があるのだと知りました。

そうした工場見学の後は、グループに分かれてディスカッション…というよりも工場見学についての意見を述べ合い、感想を日誌に記して今日の工場見学は終了。

名古屋にて他支店の同期達と夕飯でも食べていこうとするも、同じ支店の同期が一度支店へ戻れと指示を受けたために直ぐに静岡へとまた三時間半の道のりを引き返すことに。

そういった様子で本日の工場見学は終了したけれど、本日新たに知ったこと、特に実際に体験したことは誰がどんな方法で教えてくれるものよりも本当の感覚。

音楽でも書籍でもそうだけれど、誰のどんな言葉よりも自分で経験したことは真実。

今日の体験を活かして今後、営業の職務へと就いた際には、お客様に対して自分のリアルな体験・経験からリアルな言葉を伝えていけるようにいければと思った…どんなことにでも言えることだけど、人の心を動かすために必要なのは知識でもなんでもない、自分の言葉、即ちリアリティーを持った自分の心そのもの。

また、会社のイメージアップの意味合いも強いのだろうけど、環境問題に積極的に取り組んでいる会社の姿を目にして、少し自分がこの会社に居るという事実に対する誇りが生まれたような気がした、そんな一日。